代々住み継がれてきた家に、これからも家族の時間を重ねていきたい。そんな想いから始まったのは、子育て世帯がより暮らしやすくなるための古民家風リフォームでした。もともとは壁や建具で区切られ、どこか閉塞感のあった室内。家族や親族が集まると、少し手狭に感じることもあったといいます。 リフォームでは、空間を分けていた壁を整理し、視線が奥まで抜ける開放的な間取りへ。既存の梁や天井の意匠を活かしながら、あえて残した昔の照明や木部が、住まいに刻まれた時間の深さを静かに物語ります。新しく整えた空間の中にも、どこか懐かしく、落ち着いた空気が流れるリビングが生まれました。 キッチンまわりには、やわらかな色合いの腰壁や木のカウンターを設え、家族の気配を感じながら過ごせる場所に。料理をしながら会話が生まれ、子どもたちの様子にも自然と目が届きます。新旧が心地よく調和したデザインは、日々の暮らしにやさしく寄り添います。 また、和室や個室は古民家らしい落ち着きを大切にしつつ、建具や床を整え、明るさと使いやすさをプラス。収納や動線にも配慮することで、子育て世帯はもちろん、3世代が集まっても無理なく過ごせる住まいとなりました。段差を抑えた設計は、将来を見据えた安心感にもつながっています。 思い出の詰まった家を壊すのではなく、受け継ぎ、活かしながら整えていくこと。古民家風リフォームによって生まれ変わったこの住まいには、これまでの記憶と、これから紡がれていく家族の時間が、静かに重なり続けていきます。【施工対応エリア】野市町から奈半利町までです。